
株式会社アストロスケールホールディングス(本社:東京都墨田区、代表取締役社長兼CEO 岡田光信)の英国子会社であるAstroscale Ltd.(以下、アストロスケール英国)は、この度新しく発行されたゼロデブリに関するテクニカルブックレット(Zero Debris Technical Booklet)を支持し、安全で持続可能な宇宙空間の実現のための大きな一歩であると認識します。アストロスケール英国は2024年に欧州宇宙機関(ESA)が推進するゼロデブリ憲章に署名し、2030年までにデブリゼロを達成するための高レベルの指針と具体的な共同定義目標を含む憲章に同意しています。
本日発行されたテクニカルブックレットは誰もがアクセスできるもので、ゼロデブリ憲章の指針を守り目標を達成するために必要な技術や解決策などをまとめています。
アストロスケールは今回のテクニカルブックレットの発行に大きく貢献しており、エンジニアリングとポリシーの両チームが協力することで両分野における専門性とリーダーシップを発揮し、2030年までに実現可能で現実的な解決策を提案しました。このテクニカルブックレットは技術に焦点を当てており法規制や政治的、経済的側面については深く触れられていませんが、提案されている技術的解決策が科学的エビデンスで立証され、法規制の方向性に沿って宇宙業界全体に普及可能であることを意識しアストロスケールのインプットを行いました。
アストロスケールはゼロデブリ憲章の策定に積極的に取り組んだ40を超える組織のうちの1つでした。署名とともに声明を発表し、以来ゼロデブリ憲章の指針と協力的なアプローチに賛同してきました。実現可能性について宇宙産業内で議論を重ねた上で発行された本ブックレットは、ステークホルダーがたどるべきロードマップを公開すると共に、ゼロデブリ憲章の目標を実現するための技術的解決策を提案します。
ゼロデブリに関するテクニカルブックレットは、新たなソリューションや課題と整合性をとるために、ライブドキュメントとして定期的にゼロデブリコミュニティによってアップデートされる予定です。最新のバージョンはこちらをご覧ください。
https://esamultimedia.esa.int/docs/spacesafety/Zero_Debris_Technical_Booklet.pdf
